緑が浜エコパーク

公園の顔となる小型の風力発電風車が設置され、体感的に風を感じられるエコのシンボル公園。環境共生技術を導入した(草屋根・土壌浄化・リサイクル水利用)を導入したトイレを設置し環境に配慮しています。また、芝生マウンドの上から風車を眺めたり、広がりのある三河湾を眺望できます。

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体験レポート

風車のある風景を求めて 緑が浜エコパーク


車窓の風景に魅かれて


風車の根っ子に立つと、その大きさを実感。

渥美半島に暮らす者にとって、誰にもお気に入りの風景があるのではないでしょうか。私の場合、それは、豊橋から田原へ、海沿いの臨海工業地帯を車でひた走ると、車窓から見えてくる風景。田原湾にかかる三河港大橋の手前ぐらいから、視界に飛び込んでくるのです。
「うわーっ、風車があんなにいっぱい回ってる!」最初に気がついたのは、子どもたち。白い風車がクルクルと、ざっと数えただけでも10基以上はあるでしょうか。それが、青い空と海の狭間で、一斉にクルクル回っている光景は、ドライブ中の風をきって走る気持ちよさと相まって、壮観な気分にさせてくれます。日々の雑事が洗い流され、真っ白にリセットされるような、元気になれる風景です。今日は緑が浜の交差点を真っすぐ入り、広大な工場地帯をぬけて、あの風車の根っ子へと行ってみることにしました。

クリーンなエネルギーを生みだす白い翼


環境にやさしい汚水処理システムのトイレ。

巨大な風力発電の建つ真下は、「緑が浜エコパーク」という名前の公園として整備されています。説明板によると、この一帯の風力発電は全部で13基。中部地区で最大規模の合計出力26000KWを誇るのだとか。そういえば、こんなに多くの風力発電が集中している風景は、あまりお目にかかったことがありません。
再生可能な純国産エネルギーを生みだす風力発電。二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーは、地球温暖化防止の最も有効な対策として大きな期待が寄せられていて、全国で建設が進められています。とにかく、この風力発電群は、三河港のランドマークとして、ひときわ目立ちます。さらに環境調和型工業立地をめざす「エコガーデンシティ構想」をすすめている田原市を象徴する風景でもあります。
風車の根元に立って見上げると、その大きさを実感。ブレード(翼)が3つあるプロペラ式アップウインド風車で、ひとつのプロペラの長さは40m。土台になるタワーも含めて、最高到達点は100mもの高さになります。風車を建てるのに適した場所は、風が強いこと、風の乱れが小さいこと、そして近くに病院や学校、民家がないことが条件だとか。なるほど、この場所はぴったり当てはまるわけですね。
エコパーク内の公園のトイレは、環境にやさしい汚水処理システム。汚水は土の中の微生物(バクテリア)できれいにし、風力発電でつくった電気をトイレの照明に利用と、子どもにもわかりやすい説明がされていました。遠い将来、化石燃料が少なくなる時代がやってきて、その時にいかにしてエネルギーを手に入れるのかは地球市民にとって大問題ですが、そのひとつの答えが風力エネルギーなんですね。そう思うと、風力発電のプロペラに託されているものは、とても大きなものだということが分かりました。