ごせんだらまつり

期間:2016.12.31~2017.01.01 [カテゴリ:伝統行事]
ごせんだらまつり
新年の平安を祈る火祭り
伊良湖神社で大晦日から元旦にかけて行われる火祭り。
飛び散る火の粉を浴びて身を清め、新しい年の平安を祈ります。

ルーツは海洋民族の儀式?

 大晦日から元日の早朝にかけて、伊良湖神社の境内で行われる火祭り。人々は、昔からこの祭に豊漁や無病息災などを祈ってきました。古くから伊勢・三河の海を駆け回っていた阿曇(あづみ)氏、海部(あまべ)氏といった海洋民族の原始的な儀式がルーツではないかといわれています。「せんだら」というのは、サンスクリット語で「南方印度(天竺)の賎民」を意味するといわれ、祭の名前からも、潮風にのり海を越えてやってきた海洋民族の名残を感じることができます。
 祭の開始は、大晦日の夕方から。村の辻々に集まったはっぴ・はちまき姿の子どもたちが、高張提灯を先頭に、列をなして村中を練り歩きます。この時「ヨウイヤサ、ヤンサ」「ヨウヤサ、ヤサヤサ」と勇ましい声をあげ、いたるところで綱をひき、大漁袋をころがす真似をします。子どもたちは、このまま伊良湖神社へとなだれ込みます。


新年の安全を祈る御神火

 一方、年越しの準備を済ませた各家庭では、床の間にしつらえた黒塗りの高御膳に、白飯を山盛りにして箸を立てた大椀や、水を入れ笹を浮かべた丼などを載せておきます。この前で、正装した家長が、三拝九拝しながら「イナサとこいやれ、でんごろりん、ことしや娘が嫁れるように…」などと唱えながら、わざと大椀を倒して膳の上を転がします。これは「今年もイナサ(東南風)が吹いて宝の大船が寄り着き、娘を嫁入りさせるほどの財宝が拾えるように」という意味。黒塗りの大椀を大船に、山盛りの白飯を一枚帆に、立てた箸を帆柱にそれぞれ見立てて祈ったものだといわれています。実際に、昔はイナサやヤマゼ(南風)が吹くと、浜に大船が漂い着き、村人はかがり火をたいて遭難船の乗客を救う一方で、その大船から流れ着いた財宝を拾っていたといいます。
 祭のクライマックスは、何といっても天を焦がす御神火を囲んで、男たちが乱舞する豪快な神事。潔斎した裸の男たちが、松明を手に神社の境内に駆け上がり、山積みされた焚き火に火を移すと、たちまち御神火は燃え上がり、夜空を焦がさんばかりに火の粉を散らします。参拝客や見学客は、我先にと火の粉を浴び、新年の平安を祈ります。昔は、これら御神火の燃えさしは、ろうそくに移して家々に持ち帰り、初窯の火としていました。
 明治38年(1905)、伊良湖村が軍の試砲場に接収されるまでは、ごせんだら祭は宮山で行われていました。その時の御神火は伊勢・三河の海のどこからでも眺めることができ、それぞれの島の人たちはこぞって火の粉を仰いだと伝えられています。伊勢・三河の海を越えた雄大な火祭りだったことがうかがえます。


詳細データ

タイトル

ごせんだらまつり

所在地 伊良湖神社:田原市日出町
問い合わせ先 渥美半島観光ビューロー
TEL:0531-23-3516

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